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ワキガとは?日本人の約10人に1人|原因・特徴・治療法を皮膚科医が解説

「脇のにおいが気になる」
「自分はワキガかもしれない」
「周囲に気づかれていないか不安」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。

ワキガは医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれます。

日本人の約10%、つまり約10人に1人が腋臭症と考えられています。
現在の日本の人口から単純計算すると、1,000万〜1,200万人規模に相当します。

決して珍しい体質ではありません。

この記事では、ワキガが起こる仕組み、ワキガになりやすい人の特徴、汗臭・多汗症との違い、治療方法まで皮膚科医が解説します。

 ワキガとは??

ワキガは、脇から特徴的なにおいが生じる状態です。

「汗をたくさんかく人がワキガ」と思われることがありますが、実際には汗の量だけで決まるわけではありません。

重要なのが、脇に存在するアポクリン汗腺です。


 ワキガはなぜ臭う?

 

人間の汗腺には主に、

  • エクリン汗腺
  • アポクリン汗腺

の2種類があります。

エクリン汗腺はほぼ全身にあり、主に体温調節のための汗を出します。

一方、アポクリン汗腺は脇など特定の部位に存在します。

アポクリン汗腺から分泌された成分が、皮膚表面に存在する細菌などの影響を受けることで、ワキガ特有のにおいにつながります。

つまりワキガでは、

アポクリン汗腺からの分泌物 × 皮膚の菌

という組み合わせが重要になります。


日本人のワキガはどれくらいいる?

日本人では約10%が腋臭症と推計されています。

日本全体で考えると1,000万人を超える規模になるため、「自分だけがおかしい」と考える必要はありません。

また、日本人の約16%が湿った耳垢を持ち、そのうち約80%に腋臭があるという報告があります。


ワキガになりやすい人の特徴

代表的な判断材料には、

  • 耳垢が湿っている
  • 家族にワキガの人がいる
  • 思春期頃から脇のにおいが気になっている
  • 衣類の脇部分が黄ばみやすい

などがあります。

ただし、これらはあくまで判断材料です。

一つ当てはまったからといって、ワキガと断定することはできません。


ワキガは何歳から?

 

一般的には、アポクリン汗腺の活動が活発になってくる思春期前後から目立ち始めます。

中学生や高校生になってから、本人や家族が気づくこともあります。

成長とともににおいが強くなり、20歳前後でピークを迎え、その後徐々に軽くなる傾向があります。


ワキガと多汗症は違う

 

ここはよく混同されます。

多汗症は「汗の量」の問題
腋臭症は「におい」の問題

です。

脇汗が多くてもワキガではない方もいますし、汗がそれほど多くなくても腋臭症の方もいます。

両方を併発することもあります。


ワキガは不潔だから起こる?

 

ワキガは単純に「体を洗っていないから」起こるものではありません。

体質やアポクリン汗腺などが関係するため、毎日入浴していてもにおいが生じることがあります。

必要以上に脇を強く洗うと、むしろ皮膚炎を起こす可能性があります。


ワキガは治療できる?

 

症状の程度によって選択肢が変わります。

軽い場合には、

  • 脇を清潔に保つ
  • 汗をかいたら着替える
  • 制汗剤やデオドラントを使用する

などでにおいを軽減できることがあります。

それでも日常生活に支障がある場合には、医療機関で治療について相談することもできます。

「自分が本当にワキガなのかわからない」という段階でも相談して問題ありません。


ワキのにおいに対する「Swap」という選択肢

 

ワキガのにおいには、アポクリン汗腺だけではなく皮膚に存在する菌も関係します。

東京駒込皮膚科クリニックでは、ワキのにおいに悩む方に「Swap」を用いた自由診療をご案内しています。

Swapの働きをわかりやすく説明すると、

「においの元になる菌を、においを出さないタイプの菌に一時的に置き換えるケアです」

というものです。

Swapについて

治療内容
においの元になる菌を、においを出さないタイプの菌に一時的に置き換えることを目的としたケアです。

費用 ※自由診療のため、公的医療保険は適用されません。

初診 20,000円 / 再診 17,000円
Swap本体・診察料・送料・資材費・手数料を含みます。

医師

山田 貴博 Yamada Takahiro

略歴
  • 2010年:名古屋市立大学医学部 卒業
  • 2010年:NTT西日本大阪病院、阪南中央病院にて研修
  • 同年:大阪大学大学院医学系研究科 神経細胞生物学講座にて基礎医学研究に従事
  • 2015年:阪南中央病院皮膚科 勤務
  • 2017年:天下茶屋あみ皮フ科クリニック 開業
  • 2024年:AMI SKIN CLINIC 開設
  • 2025年:東京駒込皮膚科クリニック 開業
私はこれまで、大学病院や地域の中核病院、そしてクリニックにおいて、アトピー性皮膚炎や湿疹といった一般的な皮膚疾患から、皮膚腫瘍の手術、難治性疾患、さらには褥瘡(床ずれ)の管理まで、幅広く研鑽を積んで参りました。皮膚のトラブルは、見た目の悩みだけでなく、痒みや痛みによって日常生活の質(QOL)を大きく下げてしまうものです。「こんな些細なことで相談してもいいのかな?」とためらわず、ぜひお気軽にご相談ください。丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけ、地域の皆さまの「肌のホームドクター」として、健やかな毎日を全力でサポートさせていただきます。