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Phase2 寛解維持期(不調時)

ここでは
Phase2 寛解維持期(不調時)
について説明します。

患者
先生、前はだいぶキレイになったと思ったんですが、最近また雑草がちらほら伸びてきたような気がします。なんでまた…?
雑草の例01
医師
これは“再発”の兆候ですね。アトピー体質は、ちょっとしたことで雑草がすぐに伸びてしまうことがあります。つまり、肌のバリアが弱くストレスや環境変化ですぐにまた荒れてしまいやすいのです。一度きれいに刈ったと思っても、根が残っているとまた芽を出すんですよ。 でも、ここまで頑張って刈ってきたのは大いに意味がありますよ。
患者
たしかに最近、睡眠不足やストレスが多くて…。土が荒れてしまったんでしょうか…。
医師
心配は当然ですが、まさに「小さいうちに雑草を刈る」のが大事です。今の少し伸び始めた段階で、強めのステロイドを使って早めに刈り取ってしまいましょう。
雑草の例01
患者
なるほど。やっぱり弱い薬じゃ力不足ですか?
医師
はい。伸び始めが強い雑草なら、刈るための力が足りないかもしれません。一時的に薬のランクを上げてしっかり除草し、落ち着いたらまた薬を弱めることを検討しましょう。
患者
わかりました…。一度キレイになったんだし、きっとまたちゃんと刈れるはずですよね。頑張ります。
医師
そうです。ご自身のこれまでの努力が、次のステップでも活きてきますよ。焦らず、一緒に進めていきましょう。

状態

いったん改善していた症状が再び出現し始めた段階。ストレスや環境変化、バリア機能の低下などにより、軽度〜中等度の炎症が再燃する可能性がある。

目的

早期に強めの外用ステロイドを再導入することで、炎症が小さいうちに対処し、再び重症化するのを防ぐ。再度の寛解状態へ早急に導くことを目指す。

- 治療内容 -

1.強めのステロイド再使用

  • 軽度の炎症でも放置せず、早めに適切なランクのステロイド外用薬を用いて鎮静化を図る。
  • 症状が落ち着いたら、再び弱いクラスへのステップダウンを検討する。

2.保湿・生活習慣の見直し

  • 皮膚バリアを補うための保湿は継続する。
  • 睡眠やストレスケアなど、悪化要因を減らす環境調整も行う。

3.定期的な経過観察

  • 症状の再燃が治まった後も、医師の指導に従い定期的に受診して状態をチェックする。
  • 再燃リスクを早期に把握し、適切な時期に適切な治療を行う。