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【乾癬(かんせん)徹底ガイド】患者数は?どんな人がなりやすい?あるあるデータまで解説!

医師の回答

「乾癬(かんせん)」という病気、名前は聞いたことがあっても、実際にどんな人がなりやすいのか、日本にどれくらいの患者さんがいるのかは意外と知られていません。 実は、乾癬は「生活スタイル」や「性格」が深く関係している病気です。今回は、最新のデータをもとに、高校生の皆さんにもわかりやすく乾癬のリアルを解説します!

1. 日本の乾癬患者数はどれくらい?


日本国内には、約43万〜56万人の患者さんがいると推計されています。

クラスに1人の割合?
日本の人口の約0.3〜0.4%にあたります。全校生徒が1,000人の学校なら、校内に3〜4人はいる計算です。「珍しい病気」ではなく、実は身近な病気なんです。

最近増えている?
昔の日本には少なかったのですが、食事が欧米スタイル(お肉や油物)になったことで、ここ数十年で増え続けています。

2. 年齢や男女比の「あるある」データ


乾癬になりやすい年齢や性別には、はっきりとした特徴があります。

男女比は 2:1
男性の方が女性よりも2倍多いのが特徴です。

男性のピークは「働き盛り」
40代〜50代の、仕事のストレスが多くて生活が乱れがちな世代に集中しています。

女性のピークは「2回の山」
10代後半(高校生くらい!)と50代に多いです。これは、思春期や更年期など、ホルモンバランスが大きく変わる時期が関係していると考えられています。

3. どんな人がなりやすい?「乾癬あるある」性格と習慣


統計や診察の現場で見えてきた、乾癬患者さんの意外な共通点を紹介します。

① 「生真面目」で「頑張り屋さん」
医学的な証明は難しいですが、先生たちの間では「責任感が強くて一生懸命な人」が多いという印象があります。ストレスを溜め込むと免疫が暴走しやすいため、頑張りすぎる性格が肌に出てしまうのかもしれません。

② 「ジャンクフード・お酒・タバコ」が大好き
食事: ラーメン、揚げ物、スイーツなど、高カロリーな食事が好きな人に多いです。これらは体の中で「炎症の火種」になります。

嗜好品: タバコは発症リスクを上げ、お酒はかゆみを強くしてしまいます。

③ ちょっと「ぽっちゃり」メタボ体型
お腹の脂肪(内臓脂肪)が増えると、そこから「皮膚を攻撃しろ!」という命令が出て、乾癬が悪化しやすくなります。「皮膚は内臓を映す鏡」と言われるのはこのためです。

4. 知ってると自慢できる?乾癬トリビア
「ケブネル現象」って何?
メガネの耳の裏、ベルトのラインなど、いつも刺激を受けている場所に新しい症状が出やすい現象です。つい肌をこすってしまう癖がある人は要注意!

欧米にはもっと多い!
欧米(白人)では人口の2〜3%が乾癬です。日本の約10倍ですね。気候の乾燥や、より高カロリーな食習慣が影響していると言われています。

実は風邪をひきにくい?
乾癬の人は免疫が「常にフル回転」している状態なので、ウイルスをすぐに退治してしまい、風邪をひきにくいと感じる人もいるようです(※個人差があります)。

まとめ:乾癬は「体からのSOSサイン」


乾癬は単なる皮膚の病気ではなく、「ストレス溜まってない?」「食事に気をつけて!」という体からのメッセージでもあります。

特に高校生くらいの年代は、女性の発症ピークの一つ。もし悩んでいる友達がいたら、それはその子が「毎日を一生懸命頑張っている証拠」かもしれません。正しい知識を持って、優しく見守っていきましょう!

医師

山田 貴博 Yamada Takahiro

略歴
  • 2010年:名古屋市立大学医学部 卒業
  • 2010年:NTT西日本大阪病院、阪南中央病院にて研修
  • 同年:大阪大学大学院医学系研究科 神経細胞生物学講座にて基礎医学研究に従事
  • 2015年:阪南中央病院皮膚科 勤務
  • 2017年:天下茶屋あみ皮フ科クリニック 開業
  • 2024年:AMI SKIN CLINIC 開設
  • 2025年:東京駒込皮膚科クリニック 開業
私はこれまで、大学病院や地域の中核病院、そしてクリニックにおいて、アトピー性皮膚炎や湿疹といった一般的な皮膚疾患から、皮膚腫瘍の手術、難治性疾患、さらには褥瘡(床ずれ)の管理まで、幅広く研鑽を積んで参りました。皮膚のトラブルは、見た目の悩みだけでなく、痒みや痛みによって日常生活の質(QOL)を大きく下げてしまうものです。「こんな些細なことで相談してもいいのかな?」とためらわず、ぜひお気軽にご相談ください。丁寧な診察と分かりやすい説明を心がけ、地域の皆さまの「肌のホームドクター」として、健やかな毎日を全力でサポートさせていただきます。