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アトピーの悪化因子って?
生活で気をつけること

患者
先生、最近はかゆみがほとんどでなく、保湿だけでとても快適です。
医師
素晴らしいですね。アトピー性皮膚炎は皮膚バリアと保湿因子が弱いため、汗や摩擦などの刺激でかゆみが出やすく、アレルゲンも侵入しやすくなります。今後も保湿を続けるのが大切ですよ。
患者
やっぱり刺激を受けやすいんですね。
医師
ええ。ですが、保湿を続ければ肌のバリア機能を補えます。ヘパリン類似物質で水分を補給し、白色ワセリンなどでしっかりフタをすることで、炎症を起こしにくくできます。
患者
保湿以外に、日常生活で気をつけることはありますか?
医師
まずは“非特異的刺激”に注意です。汗、髪の毛、衣類との摩擦など、特定のアレルギーとは関係なく肌にダメージを与えるものです。
患者
たしかに汗はそのままだと、かゆくなることが多いです…。
医師
汗は早めに拭き取るか着替えるのがいいですね。髪が触れるのも刺激になるので、長い髪はまとめましょう。衣類は肌触りのよい綿やレーヨン混などを選ぶと安心です。
患者
なるほど。身近なところで対策できそうですね。
医師
シャンプーや石けんのすすぎ残しも注意してぬるま湯でしっかり流しましょう。掻き壊しも刺激になるので、かゆみは保湿や外用薬で早めに抑えてください。
患者
「小さいうちに雑草を刈る」のが大事、ですよね?
医師
その通りです!
患者
あと、小麦を避けるとアトピーにいいと聞いたんですが…
医師
自己判断の食品除去は栄養が偏るリスクがあります。大人の場合は特に改善効果がないことが多く、必要かどうかは医師と相談して検査で決めましょう。
患者
妊娠中や授乳中の場合はどうですか?
医師
同じく推奨されていません。むしろ赤ちゃんに必要な栄養が不足する可能性があるため、気になるなら必ず医師に相談してください。
患者
なるほど…。他に気になるのがダニやホコリ、花粉、ペットの毛ですね。
医師
完全排除は難しいので、寝具や部屋の掃除をしっかり行い、保湿や外用薬で肌のバリア機能を整えるのが一番です。
患者
なるほど、やっぱり保湿が大事なんですね。
医師
そうです。あと、汗について補足すると、汗をかくこと自体は悪くないんですよ。
患者
えっ?刺激になるから、汗を避けるべきだと思ってました。
医師
汗を放置すると塩分やタンパク質、微量なアレルゲンが肌に残り刺激になりますが、アトピーの方はもともと発汗量が少なく、皮膚が乾燥しやすい傾向があります。適度に汗をかいて、こまめに拭き取るのが理想です。
患者
わかりました。あと紫外線はどうでしょう?
医師
紫外線療法が有効な例もありますが、日光に当たりすぎると肌のバリア機能が落ちたり、熱刺激で悪化することがあります。外出時は日焼け止めや帽子で対策し、特に紫外線が強い時間帯(5~8月の10時~14時頃)は日陰を歩くなど工夫すると良いですよ。
患者
わかりました! 保湿と外用薬だけじゃなく、日常生活も気をつければより安心ですね!
医師
そうですね。今の良い状態をキープできるよう、一緒に頑張っていきましょう!

状態

かゆみや湿疹はほぼなく、保湿中心で日常生活が快適に送れている。
ただし、皮膚バリア機能は弱いままなので、再発リスクは残る。

目的

現在の良好な肌状態を維持し、症状の再燃を予防する。
日常の刺激やアレルゲンを避け、肌のバリア機能を守る。
症状が出た場合は早期に対処し、悪化を防ぐ。

- 治療内容 -

1.保湿ケアの継続

  • ヘパリン類似物質で水分を補い、白色ワセリン等で保護する。
  • 入浴後や乾燥時にこまめに塗布し、肌を安定させる。

2.刺激および環境因子への対処

  • 汗はすぐに拭き取る、着替える。髪や衣類は肌への刺激が少ないものを選ぶ。
  • シャンプーや石けんは十分すすぎ、掻き壊しは保湿や外用薬で予防する。

3.治療強度の調整

  • 自己判断による食事制限は栄養不足につながるため推奨されない。

  • 妊娠・授乳中も同様で、食物除去が必要なら医師に相談。

  • ダニ・ホコリ・花粉・ペットの毛は完全除去が難しいため、掃除を継続し、肌バリアの維持に努める。

4.発汗のコントロール

  • 汗は適度にかき、かいた後は放置せず早めに拭き取る。

  • 運動や入浴などで汗を流すことは皮膚の乾燥や刺激を防ぐ効果がある。

5.紫外線との付き合い方

  • 適切な紫外線は症状改善に有効だが、浴びすぎは肌のバリア機能を低下させる。
  • 特に紫外線の強い5~8月(10~14時)は注意。外出時は日陰を利用したり、帽子や日焼け止めで対策。
  • 日焼け止めは紫外線吸収剤不使用のノンケミカルタイプで、SPF・PA値が高めのものが推奨。湿疹や傷には塗らず、初めて使う場合は腕などで試して肌との相性を確認する。